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ぱっと見A×Bと見せ掛けて実はB×Aなのかと思ったらやっぱりA×B

おい、明日遊びに行くぞ。空いてるだろ。
うん!俊と遊びにいくの久々だよね!すっごく嬉しい!

「うわあ、相変わらず俊は自由だな…」
「対して、信也くんは健気だよね」
「俊の友達…つうより寧ろ忠犬?」
「確かに…あ、でも」

じゃ、あの服屋な。
俺が行きたいって言ったこと覚えててくれたの!?
くっつくな。
嬉しい!
離れろ阿呆が!

「何だかんだで、俊くんは信也くんの行きたいところとか把握してるよね」
「まあな。そういや今日の信也の弁当、俊が作ったんだろ?俊は信也の彼女かっつうの」
「本当に!?……僕も啓介くんのお弁当欲しいな」
「あ?龍太何か言った?」
「な、何でもないよ!」

久々のデート。信也は常に笑顔だった。そりゃ、俺は信也の行きたいところも好きな食べ物も、信也の全てを知り尽くしてる。
周りではそんな俺のことを、世話焼き女房とか自由気まま彼女とか言う奴もいる。

は?

いやいや、寧ろ信也がベタ惚れなだけだ。それに応えるために俺は頑張ってんの。努力してる彼氏だろ。旦那の鏡だろ。

ほら、今だって。

せっかくの笑顔は泣き顔に早変わり。可愛いには違いないけど。
昼と夜じゃ全く違う可愛さ。ほら、俺って信也のイイところも全部知ってるし。
いつも従順なのにね。いやいや、なんて。すげー、可愛い。
まあ、信也の否定なんて俺だけの特権。

「、しゅんの、ばか」
「はいはい」

涙目の可愛い可愛いお姫様に、そっと俺は口付けた。