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余命半年

こんちわーっす。あ、初めまして。唐突ですがキミ、あと半年の命でーす。…はん?俺?
あー俺ね、死神。

………ダウトってなに!
うっわぁ、んな無表情で俺の存在完全否定したのはキミが初めてだよ。部屋にいきなり現れたんだからちょっとはさ……ちょ、おいどこ行くの。えっ……………
…………ああはいこりゃわざわざどーも……じゃねーよ。死神っつったらリンゴだと思ったら大間違いだからな。やれやれみたいな顔すんな腹立つ。
つかお前、あと半年だよ?なんかリアクション無いの?

………んえ、知ってた?
えー…最近の医者は有能だねぇ………

まあ逝く時はサクっとヤッたげるから安心してよ。
え?何言ってんの?人間は一人じゃ勝手に死ねないよ?
だから俺らがいるんじゃん、さくっと介錯するためにさ。だいじょーぶ痛くない事に定評あるから、俺。


そんじゃま、どーでも良いけどこれから半年間ヨロシクねー。


「………!!!あ゙っ…っあ゙……」
「…………」
「なあっ……すっ、げー痛いし…苦しいん、だけど…?」
「…あっそー」
「痛くないっ、て」
「キミが勝手に死にそうになってるだけだよ。それこそ死ぬ程苦しいかもしんないけど、俺がヤらなきゃキミは死なないんだ」
「じゃ、サクっと…ヤッて、よ」
「嫌だよ、ヤッたらもう二度と会えねーもん」
「…はや、く、おさらばしたいって、言ってたじゃ…散々ころすころす言って…あ」
「嫌だってば」
「な、んで…」
「……キミは早く俺とサヨナラしたいみたいだけどさぁ。絶対やってやらないよ。半年じゃ全然足りない。足りなかった。ね、生きようよ。死神が助けてやるっつってんの。………まあ、でもずっとこのまんまの状態だから、これからはちょっと苦しいかもしんないけどさぁ」
「…………ウソ、だっ…ろ……」
「ホントだよ。本気だもん。」
「……あ゙、あ…っは…」
「………なぁ、苦しい?」
「し、ぬほど」
「んー模範回答。じゃあさ、可哀想なキミに救済措置……」


死ぬ程気持ち良い事、しよっか。
このままずっと、二人だけで。苦しいんだか気持ち良いんだかわけわかんなくなるまでさあ。

だいじょーぶ。
だって俺、死"神"様々だぜ?神隠し位お手の物だって。

だから、柵なんか忘れなよ。
死なんか無視していーよ。
お前は俺だけ見てろよ。




………じゃ、行こっかぁ。