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敬語攻め×方言受け

「なぁなぁ。なんであかんのん?」
「しつこいですよ。だめったらだめです。必要ありません」
「なんでぇや。このまま東京と大阪やったらずっと週末しか会われへんやん。
だから俺がこっちに越してくる言うてんのに、なんで必要ないん?何があかんのん?」
「生まれも育ちも大阪で、他所では住めないって言ってたのは誰ですか?」
「そんなん、あんたとこんな仲になる前やん。東京の人怖いし。大阪馬鹿にしてる気ぃするし。
言葉使いもなんや冷たいし、気取ってるし」
「冷たくて気取った言い方で悪かったですね。
馬鹿にされるかもって一人で買い物も出来ないくせに生活出来る訳無いでしょう?」
「そんなん、こっちに住むようになったら、ちゃんとするやん。
なんでそんな意地悪言うん?もっと会いたくないん?俺の事飽きたん?
だからホテルに泊らせたん?なんで服着んのん?もう帰ってまうのん?」
「さっき説明したのを聞いてなかったんですか?
今手掛けているプロジェクトの仕上げで今日も明日も仕事です」
「……」
「僅かな時間を作って途中で抜けてきた恋人にそんなふくれっ面を見せるんですか?」
「……そんな忙しかったら、今週はあかん言うてくれたら良かったやん」
「会いたかったからですよ。東京で二人で過ごすのは最後かもしれませんからね」
「最後ってなんでやねん!?俺……俺、捨てられんのん?なんで笑ってんのん?」
「君の恋人が今手掛けているのは大阪支社の立ち上げなんです。
明後日から大阪で営業開始です」
「……え?」
「そんな泣きべそをかいてないで、笑顔を見せて下さい。
少し寂しいでしょうが良い子にして待っていてくれれば、明日一緒に大阪に帰って
会おうと思えば毎日会えますよ。すぐ近くのマンションを借りましたからね」
「そんなん……そんなん今まで黙っとくて……なんでそんないけずやねん……」
「さぁ笑っていってらっしゃいのキスをしてくれませんか?」