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攻め大好きな不良受け

煩いくらい鳴っている目覚ましを
ほとんど叩く様に止めて時間を確認した。
7時ぴったりを示した時計をみつめてもぞもぞと起き上がる。
顔を洗って歯も磨いてからほぼ金色に近い髪をセットする。
7時30分
朝飯をゆっくり食べてから制服に腕を通す。
ワイシャツの前を盛大に開け、アクセサリー置場にあるものを片っ端から着けていく。
7時50分
学校へは歩いて20分ほどで着いてしまうので暫くコーヒーを飲みながらテレビをみる。
遅刻ギリギリの時間を見計らってから俺は家を後にした。
学校が見えたところでチャイムがなった。
校門までダッシュで走ると門を閉めようとしていたやつが俺に気がつきため息を吐いていた。
「ギリギリセーフ!!」
息を切らしながら俺は目の前の風紀委員長に笑うと委員長はもう一度ため息を吐いた。
「ギリギリ過ぎですね。それに服も髪もアクセサリーも校則違反ですよ。」
眼鏡をクイッと持ち上げ困った顔の委員長に俺はニッコリと笑いかけた。
「わかってるよ!放課後指導だろ?風紀室でいいんだよな!」
「全く君って人は何回目ですか」
「んー10回目?」
「12回です。大事な放課後を指導なんかで潰してはつまらないでしょうに…」
「そーでもねぇーよ?」
「今日も校則の復習ですよ?」
「わかった!じゃあまた放課後な!」
「全く…」
やれやれと委員長は小さく首をふったが俺はにやける口元を押さえつつ校内へと走った。
放課後が楽しみでしかたない。
だって髪を染めてるのもアクセサリーをジャラジャラつけてるのも、
朝わざと遅れてくるのも全部この放課後の為だ。
委員長が大好きだから、かまってほしいから。
そして今日こそは気持ちを伝えるんだ!
そんでもって委員長を押し倒してやるんだ!
俺はそんな事を考えながら教室へと向かった。



この時の俺はまだ知らない。
放課後、気持ちを伝えて押し倒そうとしたのを逆に押し倒され足も腰も使い物にならず委員長におぶられて帰ることを。