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知りたがり×隠したがり

「なぁなぁ、受けは俺のどこが好き? ちなみに俺は全部好きだよ」
「ああそうかい」
 また始まった。
「受けはいつ俺を好きになった?」
「忘れた」
 冷たくしてもこたえず、また問い掛けてくる。
「えー。俺はね、忘れ物して慌ててたら何も言わずブッキラボウに貸してくれた時に、いいなーと思った」
「……」
 無視しても同じだ。
「じゃあさ、俺のことどれだけ愛してる? 俺は空よりも広く愛してる~!」
「教えない」
「それじゃあ」
「ああもう、いつもいつも五月蝿!」
 怒鳴っても、攻めはなぜ怒ってるのか判らず不思議そうに首を傾げる。
「好きな相手の事は、何でも知りたいじゃないか」
「だからって、何度も同じことを聞くな」
「だって聞きたいんだモン」
 口を尖らせ拗ねたように言う攻めに、呆れたように背を向けた。
 そうしなきゃ平静を保てない。
「……」
 攻めのどこが好きかって? おれも全部好きだよ。
 いつから? 初めて会った時からに決まってんだろ!
 どれほど愛してるかって? 距離にしたら宇宙の彼方までぶっちぎる程だ。
 攻めは知らないだろうが、おれの方がベタ惚れなんだよ!
 毎回この気持ちを正直に答えてたら、おれ達とんだバカップルになっちまうんだぜ?
 だから答えてやらないよ。