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遊び人×まじめっこ

「嫌だ」
「え。何で?」
「こんな昼間から」
「いいじゃねーか。今日休みだし」
「ここは居間だ」
「布団は外に干してるじゃん。ソファのが楽だろ」
「その前提が既におかしい」
「カーテン閉めてるし外からは見えないって」
「絶、対、に、嫌だ」
「じゃあ布団取り込んでベッド行く?」
「そういう問題じゃない」
「じゃあどういう問題だよ……ちぇー、キスはさせといて、おあずけかよー」
「……お前って」
「ん?」
「日曜の昼間にキスしたらそのまま最後までいくのが当たり前なのか」
「当たり前っつーか、好きな相手といちゃいちゃしたいのは当然だろ?」
「……へえ」
「何だよその間。……ったく、お前ってたまに妙なところで頑固だよな」
「……」
「昔もそうだったけどさ。頭良くて真面目だけど融通が利かなくて一本道歩いてるっつーか」
「……」
「あの頃から変わってねー……って、いやちょっと待て、そんな顔すんなよ」
「……融通利かなくて、悪かったな」
「いやいやいや。俺は別にそこが悪いとか言ってるわけじゃなくて」
「自分でも分かってる」
「がー! だからそうじゃなく…ああもう、ごめん、日曜の昼間から押し倒そうとした俺が悪かった!」
「……俺は」
「何?」
「俺は、こうやって休日に二人で居るだけで」
「だけで?」
「満足してる。……のは、おかしいか」
「おかしくねーよ。……うん、全くもっておかしくない。おかしくないッス」
「……」
「こういうところも変わってないよなぁ……あー、なんであのとき一旦諦めましたか俺」
「え?」
「こっちの話。な、俺のこと好き?」
「……。そう何度も言えるか」
「俺はお前が好きで好きでたまりません」
「お前がそういうセリフを言うと逆に嘘くさい………。わかってるけど」
「ここでするのは止めるから、今夜はふかふかの布団でじっくりと……痛ぇっ。ちょ、グーだったぞ今!」
「この馬鹿」