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昼ドラ

晴れ渡った昼間、
彼と2人で部屋でごろごろ。
テレビには愛と憎悪が入り乱れる非現実的な世界が映し出されている。
昼ドラなんて、親近感沸かないなあ、全然。


「ねえ、どっか行かない?」
「どこにも行かない」

彼の大きな体が床を転げまわる。
こんなことしてるより、外出た方が楽しいよ、絶対。
こんなに晴れてるのに。

「どっか行こうよ」
「嫌だ。…あれだ、今昼ドラ見てるから」

見てないくせに。


「もういいよ」
「悪いねぇ」



あお向けに寝そべっている彼の隣に擦り寄る。
キスがしたくなったから、許可無しにキスしてやった。
彼の我侭を聞いてやったんだ、そのくらいしたって良いだろう。

唇を重ねながらふとテレビの画面を見ると、
ちょうど、昼ドラのヒロインが旦那とキスしてるシーン。

なんだ、ちょっと親近感沸いちゃうじゃん。