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色鉛筆

「おい、何とろとろしてんだよ。置いてくぞ」
「待ってよぉ。みんな慌てて走ってくから僕にぶつかっていくんだもん。転んじゃうんだもん」
「だぁーからおまえと遊びに行くのヤダったんだよ。トロいし鈍いし運動神経ないし」
「それ全部同じじゃん。そんなに怒らなくてもいいでしょ。」
「だいたいなぁ、おまえは八方美人なんだよ。言い寄ってくるやつみんなにイイ顔してよ、
ちったぁ自己主張ってもんしろ。あぁまったくイライラする」
「酷い。そんな顔真っ赤にして怒らないでよ。激情型なんだから」
「煩せぇ!顔が赤いのは生まれつきだ。悪いか。嫌なら一緒に遊ぼうなんて誘うな」
「だって、いつもみんなの中心で人気者の君に、なかなか声かけられなかったんだもん。
昨日、マリコちゃんが初めて隣同士にしてくれて…嬉しかったんだ。
せっかく…勇気出して、、誘ったのに、怒らなくても…」
「おまっ、な、なに泣いてんだよ。俺がいじめたみたいじゃんか。わかったから涙拭けよ」
「もう怒ってない?」
「あぁ、怒ってねぇよ。」
「ほんと?」
「あー、しつこい!怒ってねぇっつってんだろ。だからよぉ、おまえがとろとろしてっと、
ゴロゴロぶつかってきた奴らの色がつくから嫌なんだよ。」
「僕に色ついちゃ嫌なの?」
「そう!嫌だっつってんの!おまえは他人の色に染まりやすいんだから」
「ねね、さっきより顔真っ赤だよ」
「煩せぇー!ほっとけ!夜が空けるぞ。ダッシュだぜ、白」
「待ってよー、赤君!」



『ママぁー、マリコの色鉛筆いじったぁ?昨日ちゃんとしまったのに青だけ箱から出てるの。
端っこから赤、白、青、って入れといたのに』