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夢見る頃をすぎても

「…終わったな」

疲れた顔をして帰ってくるなり一言つぶやいたあいつ。
あまりスポーツに詳しくないので判らんが、あいつの好きなチームがどうやら負けたらしい。
そういえば、今日は試合を見に行くとかいってっけな。
「負けたのか…ま、明日も試合とかあるんだろ?」
「…あるけど、後はもうだらだらやるだけに近いな。順位も決まったし」
「…じゃあ、どうして順位が決まったのに試合やるんだよ?なんか無駄じゃないのか?」
「無駄だけどな。消化試合というぐらいだし。」

「それでも、来年のために試合をするんだ」
そのあと、新人育成だとか、来期の構想とやらと、俺にはさっぱりわからないことを語りだしたが。
多分、今年の夢は潰えても、あいつの夢は続くんだろうな。

来年は、あいつと一緒に見に行くのもいいな、と、まだまだ語るあいつの口元を見て思った。