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花火大会

「花火は真下で見るのが一番きれいなんだぜ」
とお前は笑って言った。音も凄いし、火の粉も飛んできて大変だけど、
それでも真下が一番だと。
渋る俺の袖を引っ張り、火付け職人さんに挨拶し、自分の父親に俺を紹介する。
打ち上げが始まる、と聞いたお前はいきなりシャツを脱いだ。

心臓の音がうるさいのは花火のせいだ。
印半纏のお前がまぶしいのも花火のせいだ。

「なっ、キレーだろ!!」と俺を振り返って笑うお前を見て、
俺は花火大会なんかに来たことを後悔した。