※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

一方通行の両想い

そんな顔で、そんな眼をして、俺を見るな。

お前のせいじゃない。
お前と出会う前の、あの凄惨な日常は、俺から心を奪い、痛みを奪い、愉悦を奪い。
その代わりにお前を悦ばせることの出来る身体を残した。
お前と出会い、心を取り戻し。だから、俺はこれで十分だ。
この気持ちは伝わらないのか?

そんな顔で、そんな眼をして、俺を抱くな。

この身体が快楽を感じないのは、お前が嫌いだからじゃない。
お前を悦ばせることができるなら、それが俺の快楽なんだ。
お前だから。仮初めの、偽りの反応を、声をあげたくない。
お前だから。この何も感じない身体を預け、お前に熱を感じさせたい。
こんな俺で、こんな身体で。お前が悦ぶなら。お前の満ちた顔を見たいから。
この思いは通じているのだろう?

そんな顔で、そんな眼をして。
俺を満たそうとするな。お前だけが満ちていれば。