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8あいしてる


双子の弟が、さっきから珍しく机に向かって何かやってる。
「アラタ、なにやってんの。」
「んー、ラブレター」
…はぁ?
アホか。
「……………誰に。」
「よっし、できた!!」
アラタは興奮した調子で俺の方を向くと、読むからな?と言って咳払いをした。
「*8あいしてる

 はじめまして、でも俺はいつも*8のことを考えてます!
 *8はもしかして誰かが自分のこと見てるなんて思ってないかもしれないけど
 俺はやさしくてしっかりものでいつもみんなを支えてくれる*8が大好きです。
 みんな*9や*0のことばっかり褒めるけど、その*9や*0が輝けるのも
 *8のおかげだってこと全然わかってないよな!
 だから俺がみんなのぶんもお礼を言います。
 いつもありがとう!!

 これからもずーっと*8のファン 小岩井新
……どう?!」
…*8っていうのは、アラタが大好きなヘビメタバンドのドラムだ。しかもおっさん。
「…俺ならひく。」
「うそ!!どこがだよ?!」
よーく読んでみろ!とピンクの便箋を押し付けて耳元でぎゃんぎゃんわめく。
とりあえず、こいつが本当のラブレターを書くのはまだまだ先だろうと思うと、
少しほっとした。