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催眠術でたぶらかす

隣で寝ている彼。
昨日あんなに乱れて、求めて、溺れた彼。
ベッドシーツは昨晩の情事の余韻に乱れ、空気は甘く気怠く体にまとわりつく。
欲しいから、何もかも欲しいから、どんなことをしても彼が欲しかったから。
卑怯だと知っていたけれど。欺瞞だと分かっていたけれど。
それでも、使わずにはいられなかった。
この眠りから覚めたら、彼はきっと離れていってしまう。
無理矢理彼の心の内を暴き立て、淫靡に、卑猥に、深層意識をかき乱し。
そうやって手に入れたものは後悔と、行き場のないさらなる愛情。
彼が、微かに目を開けた。眩しそうにこちらを見る。
手放すものか。商売道具に手を伸ばし、彼の目をのぞき込む。
「…あなたはだんだん…」