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浮気がばれた瞬間

「おい、お前! 何やってるんだ!」
朝、起きたばかりのあいつは、俺を見たとたんに血相を変えて俺を怒鳴りつけた。
怒鳴られる理由はうすうす感づいている。だが、ここまで怒られるのは心外だ。
寝起きが悪いのか、と思っていたらいきなり手首をつかまれて上に捻りあげられた。

大変な事になった。


「目玉焼きにはソースだって言っていたじゃないか!
 お前、何で目玉焼きに醤油をかけているんだ!」
「悪かった。ただ、たまには醤油をかけてみたかったんだ。
 とりあえず、離してくれないか」
醤油差しを持っていた手を捻りあげられてしまったせいで、Yシャツに醤油がかかってしまった。
今日着るシャツは新しいものを出せばいい。だが、このシャツについた染みは取れるだろうか。

俺たちは二人とも目玉焼きにはソース派ではあったが、たまに浮気をして醤油をかけたくなるときもある。
あいつは断固ソース派なのでこの事は秘密にしていたのだが、とうとうばれてしまった。

一体どうしたものか。
とりあえず、あいつを黙らせてからあいつの朝食を作ってやろう。
いつもはお互いに自分の朝食は自分で作っているが、たまにはこういうのもいいだろう。
ついでに、ソースから醤油に浮気した事への怒りも、それで静まればそれに越した事はない。