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酔った勢い

「俺はホモじゃない」
素面の彼は少し困ったような、そして何か忌まわしいものを見るような表情で俺を見た。
分かっていたはずなのに。思春期になって初めて好きな女の子ができたとき、彼が真っ先に向かったのは俺の所だったのだから。
それ以来彼は無類の女好きで、俺が自分のセクシャリティーについて悩んだ時も彼は女性を目で追っていたのを覚えている。
なのにどうして告白なんか…。言ってしまってから気が付いた。

もう友達には戻れない。「お酒の所為で…」なんて言い訳、通じない。
下唇を噛み締めて、震える身体を彼から隠した。