隠れヲタ×一般人

「おい、ゴミついてるぞ(…なんて触る口実だけどな)」
「あ、先輩すいませ――ん(げッッ!!!)」
「なんだこれ、シールか?(俺今顔赤くないか? 大丈夫か?)」
「み、みたいですね。電車でついたのかなぁはははは(スクリーントーンです…あぁ、俺今顔青い気がする)」
「ふーん。ああそうだ、明日つきあえよ、おごってやるから(…今日こそ)」
「え、明日ですか?(明日は…原稿やらないと…入稿できねぇ!!)
「……。カノジョ?(そんな嫌そうな顔するなよ…凹むだろ)」
「ち、ち、違いますよ!(男ですしかも二次元です!)」
「そっか……(やっぱ、ストレートなのかなこいつ)」
「……(あれ、黙り込んじゃった。……まさかバレてないよな)」
「……(ゲイに嫌悪感持ってたらどうしよう…)」
「……(先輩って誰かに似てると思ったら○○だ……アニメキャラそっくりってすごいな)」
「変なこと聞くけどさ(心臓痛い)」
「はい?(???)」
「お前ゲイってどう思う?(あー、聞いちゃったよ…)」
「えーと……(どうもこうも俺なんか腐男子ですよ。ぶっちゃけゲイより告白しづらいですよフォー!
         だってゲイみたいなもんでヲタで二次元ですよ、しかも本出しちゃってますよ!
         おまけにおにゃのこ萌えもしてます、でも一番の萌えはショタ×オヤジなんだよ終わってんな俺ー!!
         これ知られたらLANケーブルで逝くしかないね!!
         あーでも今死んだらあの大量の801本とエロゲとグッズが親の目に触れてしまう!?)」
「……おい?(何考えてんだこいつ?)」
「あ、すいません考え事してました。……なんでしたっけ、レイザーラモン?」
「……もういい(俺を無視して考え事かよ、しかも途中顔ゆるんでたぞ、この馬鹿たれがッ!!)」
「え、先輩ちょっと待ってください。先輩? せんぱーい!!(あっ今の『もういい』がまた○○そっくり……やばい萌えた。っていやいやそんな場合じゃなくって!)」


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最終更新:2010年10月21日 23:25