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オタク眼鏡×真面目眼鏡

「お前やっぱりこの魔女っ子に似てるよね~」
 にんまりと笑った、『いかにも』な眼鏡のオタク青年が見ている
テレビ画面には、キラキラとピンクやら紫やらの光に包まれて
変身真っ最中の魔法少女がアップで映っている。
「知るか」
 対してオタク青年に冷たい視線を当てた、これまた『いかにも』
な眼鏡の真面目青年は、自分の眉間に縦じわが刻まれたことに
気付いていない様子。

 ふたりはまだ、気付いていないが、その魔女っ子の笑顔は。
 真面目青年が時たま見せる笑顔に、そっくりなのだった。

 まだ、気付いていないけれど。
 画面とは反対側にいる真面目な青年が、キラキラと、ちゃちな
魔法よりも、余程美しく光っていることは。
 彼らはまだ気付いていない、けれど。