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小指と小指

ゆびきりげんまん うそついたらはりせんぼんのます
ゆびきった

幼い頃の約束。
交わしたあいつは、結局蜂の巣にしかならなかった。
親父は、あいつのことを「何の役にも立たない奴だった」と、罵った。
ぼんやりと、冷たくなった身体を想像してみる。

うそついたからだ
はりせんぼん のんだから
からだじゅうが あなだらけになったんだ

こっそりと、激怒する親父を置いて、自分の部屋に戻る。
机の引き出しを開けて
中から、新聞紙にくるまれた固まりを引き抜いた。

「いっしょにいるっていったのに
 うそつきは だめだよ
 こんどこそ うそついたら はり いちまんぼん のませるからな」

久しぶりにした指切りは、酷く冷たかった。