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何かに追われてる青年×売りで身を立ててた元男娼

あんたは俺の事賢いなんて言ってたけどそれは買い被り過ぎだ。
十二の頃から身体を売る事しか知らなかった。
読み書きを覚えろなんてなんて言うから学校の先生かと思ったよ。
まあいいや。あんた結構教え方上手だしいつまでもこの仕事できるわけじゃないしな。
でもよ、やっと聖書読めるようになっただけで「覚えがいい」「賢い」なんて嫌味か。
知ってるぜ。あんたみたいなのを親馬鹿って言うんだろ。
おいおい、笑えよ。ここは笑って突っ込むところだろ。誰が親だって話だよな。
勝手に転職先まで探してくれちゃってさ。…まあそれは正直感謝してるけど。

あー、別にそういう話はどうでも良いんだ。
その、あんたが何かやばい商売絡みなのはとっくにわかってたよ。
金さえ払って貰えば俺はそういうの関係無いからどうでもいいんだけどさ。
あとあんたは読み書き教えてくれたし。あ、この話もうしたか。

……なあ、まだ寝るなよ。
俺一人じゃわかんないことまだ一杯あるんだ。
何で、答えてくれないんだよ。
明日は地下鉄の乗り方教えてくれるって言ってたじゃないか。

血に塗れてベッドに沈む彼の手を俺はいつまでもいつまでも握り締めていた。