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誕生日がクリスマス

「なあなあ、何で俺のこと好きになったの?」
「いいじゃん、そんなこと」
「良くないって」
「やだ、笑うから」
「笑わない、ホント、笑わないから」
「…お前がね」
「うん」
「誕生日に、おめでとうって言ってくれたから」
「…は?」
「誕生日、おめでとう…って言ってくれたから!俺、あんま、言われたことなくってさ、だから」
「…馬鹿だなあ」
「あ、ほら笑ってんじゃん!」
「お前の誕生日におめでとうって言わないで、いつ言うの?」
「だって、俺の誕生日ってクリスマスだろ?だから、こう…忘れないでいてくれたのがさあ…。会ってから、五年目くらいにそれに気付いた時にさ…なんての?嬉しいのと…甘ったるくって胸の内側が痒くなったのよ」
「…馬鹿だなあ」
「馬鹿馬鹿言うな」
「だって馬鹿だろう?」
「なんでだよ?」
「お前の誕生日はお前の誕生日以外のなんでもないんだろ」


馬鹿だなあ、ホント。
クリスマスなんて。
お前に会ってから、俺にとってはクリスマスなんてお前の誕生日のおまけなんだ。
知らなかったのか、そんなこと。

「ホント、馬鹿だなあ」

これからもずっと、クリスマスはお前の誕生日のおまけだよ。