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夏休みの宿題が終わらない

「よっしゃあ英語終わった!」
「見せて――よし、ちゃんと所々間違えてる。じゃあ次は数学だね、はい」
「えー!? ちょっとは休みたいんですけどー」
「え? どこぞの馬鹿の読書感想文をゼロから書かされてる僕の目の前で、
単純な書き写し作業しかやってない君がどうしたいって?」
「や、何でもないっすスミマセン……」
「全く、どうしてここまで溜め込めたんだよ。
最初から期限に間に合わせる気がなかったとしか思えない」
「いや、そんなつもりはゃなかったよ?
ただ、お前と海行ったり花火やったりしてたら楽しすぎて忘れてたっていうか」
「なっ――人を言い訳に使うなよ。それを言うなら僕だって条件は一緒だ」
「ですよねー……けど手伝ってもらえてホント有難いわ。マジ感謝、マジ愛してる」
「気持ち悪いこと言うな馬鹿、僕は君なんか――はぁ」
「ん? どした? 疲れたなら休めよ?」
「いや……本当は、僕もまだ一つ、終わってない宿題があるんだ」
「え、ウソ!? マジで? なんで?」
「夏休みの前に、休み中に絶対やらなきゃって決めてた。やる機会もいっぱいあった。
けど、どうしても手を出せないまま、ズルズル時間が経って……
今は正直、もうできな
「――お前、それはズルいぞ」
「!?」
「俺がこんなに――まあほとんどお前に頼ってるけど――必死になってる目の前で、
お前は無理でしたできませんって逃げるって言うのかよ?」
「それは……」
「そりゃ俺だってぶっちゃけ今も挫けそうだよ。
けど、お前が頑張れって言って、お前も頑張ってくれてるから頑張ってんだよ。
だから俺もお前を応援する、つーかもう読書感想文もちゃんと自分で書くから、
お前はお前のやらなきゃいけないことを諦めずにやってみろよ!」
「……そうだね、君にそこまで言われたら、頑張らないわけにはいかないな。ありがとう
――よし、やる気も出てきたことだし、後1時間で残り全部終わらせよう」
「はぁ!? いくらなんでも無理だろそれ」
「話さなきゃいけないことがあるんだ、このままのペースでやってたら君寝ちゃうだろ」
「いやそうかもしれないけどさ、それよりお前は自分の宿題やれよ。
つーかお前が終わらせてない宿題なんかあったっけ……?」
「それも含めて話すから。ほらペース上げてくよ、手動かして」