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くっついたりはなれたりくっついたりはなれたり

「もーやだ!絶対別れる!あんな馬鹿女しらねえ!」
「そっすかー」
「なんだよおまえ!先輩に対して冷たくね!?冷たくね!?」
「ンな事言われても、その喧嘩何回目っすか」
「忘れた!」
「彼女が他の男と遊びに行ったら別れて、三日もしたらよりもどして。
先輩が記念日忘れたら別れて、その日のうちに電話で仲直りして」
いい加減、別れてしまえばいいのに。
別れたって俺にチャンスなんか無いのは知っているけど…

「先輩らが別れる度に泣き付かれる俺は迷惑っす」
「う…それは悪いと思ってるけど…」
別れてしまえばいいのに
何度も飲み込んだ言葉

「もう別れたらいいのに」
不意に口をついてしまった言葉に、先輩が驚いたように目を見開く
一度口にしてしまえばとまらない
「そんなに些細な事で別れたいとか言いだすなんて、もともと二人合ってないんじゃないんすか?」
「そ、そんな事ないって!アイツ我儘だけど許される程度の我儘だし、喧嘩の原因は俺だってあるし」
顔真っ赤にして慌てて否定して
ああもう。本当に彼女が好きなんだよな、この人

「…解ってんじゃないっすか」
「は?」
「そんなに好きならさっさと謝って、いつもみたいに鬱陶しいくらいイチャイチャぶっこいてください」


ばたばたと彼女の元へと走っていく背中。
俺のものになることはない

「つぎはいつ別れてくれるんだろうな」