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共犯者

「ち、ちいちゃん、どうしようっ」

息を切らしながら俺の家のインターホンを鳴らした瑛はひどく焦っていた。
理由を聞くとどうやら、近所で有名なカミナリジジイの植木鉢を割ってしまったようだ。

「そうだ!俺にいいかんがえがあるぜ」
そういうと俺は割れた鉢を両手でかかえて自分ん家の庭に走り出した。

「ええっ」
「なんだよ、文句あんのかよ。お前のためだぞ」

穴を掘って、割れた植木鉢を埋める。

「しょーこいんめつってコトバ知ってるか?」
「も、もし見つかったら、ちいちゃんも怒られちゃう!やっぱり僕・・・」

「いいの、俺も きょーはんしゃ」


10年たっても変わらない。幼馴染の瑛は相変わらず鈍くさかった。

「ち、ちいちゃんどうしようっ」

勢いよく教室に飛び込んでくる。

「あのなあ、いい加減その呼び方やめろよ」
「ちいちゃんはちいちゃんだよ!じゃ、じゃなくて大変なことになっちゃったんだっ」

10年たっても変わらない。

「あの、あのね、教頭先生の大事な花瓶を割っちゃったんだっ。直す方法とかないかなあ」

「んなこと無理だし、、中庭にでも埋めるか」
「そ、そうだよね。直すなんて…。でも見つかったらちいちゃんもっ」

「いいの、俺も きょーはんしゃ」

なんでだ、俺も変わってないぞ。