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俺とあなたは店員と客。
近くにいられるのはコンビニのレジを打ってる間だけ。
袋を渡すときに「ありがとう」って言ってくれるあなたに、その一言がどれだけ嬉しいか伝えたい。
お釣りの小銭を募金したあなたに「ありがとうございます」って言ったときの、照れたような笑みが忘れられません。
あなたが来るのが待ち遠しくて、あなたがいつも見ている棚を綺麗に整理しています。
綺麗に並んでいる棚を見て、あなたが嬉しそうに微笑むから。
あなたが深夜によく来るから、シフトも変えてもらいました。
少しでも話すチャンスが欲しいから。
「あの、すみません」
「はい、なんですか?」
「お釣りまだ貰ってないんですけど…」
「あっ!すみません!」
少しでも話したくてわざとミスをするのも、何回目かわかりません。
何回もミスをするのに、いつも俺のいる時間帯に来店されるあなた。
俺がミスしないと不思議な顔をするあなた。
俺の苗字を覚えたあなた。
誰もレジにいないとき、俺を呼ぶあなた。
……少し自惚れても、よろしいでしょうか。
コンビニ店員
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俺とあなたは店員と客。
近くにいられるのはコンビニのレジを打ってる間だけ。
袋を渡すときに「ありがとう」って言ってくれるあなたに、その一言がどれだけ嬉しいか伝えたい。
お釣りの小銭を募金したあなたに「ありがとうございます」って言ったときの、照れたような笑みが忘れられません。
あなたが来るのが待ち遠しくて、あなたがいつも見ている棚を綺麗に整理しています。
綺麗に並んでいる棚を見て、あなたが嬉しそうに微笑むから。
あなたが深夜によく来るから、シフトも変えてもらいました。
少しでも話すチャンスが欲しいから。
「あの、すみません」
「はい、なんですか?」
「お釣りまだ貰ってないんですけど…」
「あっ!すみません!」
少しでも話したくてわざとミスをするのも、何回目かわかりません。
何回もミスをするのに、いつも俺のいる時間帯に来店されるあなた。
俺がミスしないと不思議な顔をするあなた。
俺の苗字を覚えたあなた。
誰もレジにいないとき、俺を呼ぶあなた。
……少し自惚れても、よろしいでしょうか。