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逆レイプ ---- 反射神経とか頭の回転とかそういうの、自分は結構速いと思ってた。 なのになんだよ。なんだよこれ。全然頭が回んねぇ。 起きろよ俺の頭。思考しろ頭脳。この状況を分かりやすく俺に解説しろ。 なんで、あいつが。あいつが。 俺の上に乗ってんの・・・・・・? 半ばショートしかけの頭で必死こいて考えた結果。 親友に乗られてて、俺のまぁ・・・ナニが?そのあいつの中に入ってて、しかもご丁寧に俺もあいつも勃ってて、あいつはすっげー赤い顔しててふぅふぅ言ってるし、ほんでもってきっと俺も今までに無いくらい赤い顔してんだろうなって事は分かった。 段々とはっきりしてきた思考。 「お前!な、に・・してんだよ!!」 「・・・んっ・・!」 いやいや「ん!」じゃないし。 とにかく意思の疎通を図りたいので、物凄く苦しいけど(入れてるあいつも苦しそうだけど)会話を紡いでみようと試みる。 「なんで、こんなこと・・・して・・?」 「・・・ごめっ・・ん。マジ・・・」 「ごめんじゃ、ねぇだ・・ろ!」 「ホント、ごめん・・」 次にあいつが発した言葉で、会話とかこの状況とか、マジで「ホントごめん(自分)」だけど吹っ飛んだ。 「ごめん、だけど・・・俺、お前の、こ・・と、好きなん・・・だ・・・!」 しっかりかっちりこっきりと俺の目を見て言ったあいつの顔は地獄で釜茹でされてるみたいに赤くて今にも泣きそうで、俺は心臓がギュウッって掴まれた気がした。 んだよ、もう。 訳わかんねぇけど。色々と積もる話は後で聞くとして。 「とりあえず、キスでもするか?」 俺もがっちし目線を外さず、そう言ってやった。 ----   [[そこにいられたら泣けないだろう>4-679]] ----

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