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カードゲーム ---- カードゲームというとポーカーがまず思い浮かぶね。 ババ抜きとか七並べしか知らないが萌えてみる。 ポーカーといえばギャンブル。そしてポーカーフェイス。 ヌッポンでは非合法ゆえにちょいと場末の秘密カジノあたりに設定。入り浸っている身を持ち崩したギャンブラー。 いつものように一人で遊んでいると、初顔の兄ちゃんがやってくるわけだ。 これが、どこの素人が間違ってきたんだというド下手。いい手悪い手モロ顔出し。賭けるお金も最低ランク。 くるカードごとにニコニコしたり顔に斜線を入れてみたり。 でもビギナーズラックかディーラーが情けをかけているのか、そう悪い成績ではない。 それに気を良くしたのか、ギャンブラーの座る高額台に来る。当然隣に。 おいおい身の程を知れよと内心思うギャンブラーを尻目に、素人は当然のように負け続ける。 見かねて安い台に移れと忠告すると、驚いた顔をして、じゃあこれで止めると頭をかく。 その最後の勝負、ギャンブラーの札はフルハウス。コールで値を吊り上げるんだけど、何故か例の素人もついてくる。 つい意地になって手持ちいっぱいまで賭け、足りずに腕時計まで賭け代に出しちゃう。 オープンで相手の出した役はフォーカード。つまりギャンブラーの負け。 茫然自失のギャンブラー。すると突然「警察だ!」。客も従業員も一網打尽。 連れて行かれた警察署で、自分は常連だし逮捕だろうなとギャンブラーは腹を括っていたのだが、住所氏名を確認されただけで 何故か釈放される。腑に落ちずに首を捻っているとひょっこり現れる例の素人。 お前も釈放されたのか、初めて来たのに災難だったな、と言うと苦笑いしながら時計を差し出す。 押収されたんじゃと訝しがると「賭け代ではなく、たまたま腕から外していただけだと処理しましたから」。 「お前」「刑事です」「素人じゃ」「ポーカーはベガスへ留学していたときに少々。その経験で今回、潜入班に」 「じゃあ俺が釈放されたのって」 素人改め実は凄腕ポーカー刑事はにっこり笑って、ギャンブラーの手首に腕時計を巻き。 「貴方は私にあっさり負ける素人だと報告書には書いておきましたから」 後日、ギャンブラーは刑事にみっちり更正させられ、時折二人だけで勝負しては掛け金を身体で支払うハメに。 ----   [[俺ダメなんだよな~。>4-149]] ----

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