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ぬいぐるみ ---- ある日友達のAの家に遊びに行ったんだ。行くの久しぶりだった。 Aは結構サバサバしてて男っぽいタイプだった。 服とかもシンプルなのが好きで、爽やかなコイツには似合ってた。 部屋もスッキリと相変わらずまとまっていて余計なものとか置いてない感じだった。 だからソレを発見したときビックリした。 猫のぬいぐるみ。 なんでこんなのがコイツの部屋に?妹の?姉ちゃんの?いやコイツ弟しかいないはずだ。 でもなんか見覚えあるなあ。 キッチンに行ってたAがお茶持って戻って来た。 「あ!!!!!ちょ、お前それどこから!!!」 ドア開けるなり俺の手から猫をひったくって後ろ手に隠した。 あまりの剣幕にビックリしたが、なんか顔赤くしてるコイツ見たら追求したくなった。 「それ、お前の?」 俺は笑いこらえながら聞いた。 「…悪いかよ」 「いや…悪いっていうか…意外っていうか…。他にもあったりすんの?」 したら目、丸くして猫を俺の前に突き出した。 「ねえよ!!っていうか、覚えてないのかよ!!」 …ん?よく見れば…あれ、これって…? 「お前が…中学の頃UFOキャッチャーで取って…。俺に押し付けてそれで…しょうがないから…」 「え、だって捨てたと思ってた…。反応薄かったし、いらなそうだったし」 そしたらAは目をそらせて、すねた様にボソボソと言った。 「…だって、なんか…捨てられねえよ…」 俺は頬が自然と緩むのを感じた。なんでコイツ、こんなに可愛いんだ? 「…また取ってやるよ」 「ばっっ!!いらねぇよ!!」 こいつの意外な一面が分かった、ステキな放課後だった。 ----   [[自分を攻だと思いこんでる受>3-759]] ----

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