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早漏改善合宿 ---- 普段いっしょにメシ食うノリで部屋に押しかけ、昨日の話の合宿だと言うと冗談だと思ったらしく 「そうかー、じゃ気合い入れて特訓しないとな!」 と笑った。その笑顔にむかつく。 入学して一年近く経つのに、昨日までお前の元カノ話なんか知らなかった。 親友とか勝手に思ってた俺馬鹿みたい。 何食わぬ顔でチビチビと、でも動揺をジョッキに隠しながら 上木モテモテだもんなー、今まで何人もスーパーテクでヒィヒィ言わせてんの、なんて露悪的にあてこすったら、 「いやー、なんか俺怒られるんだよね、痛いとか早いとか言われてさ」 と照れられた。なにその余裕。なにマジで複数かよ。 「早いのはいかんよー、上木、訓練、修行。特訓が必要なんだって。俺が教えてやる!」 って混ぜっ返したら、ジッと俺の顔見て「本当に?」とか言いやがった。 本当なわけないだろ、そんな方法知るもんか。腹立つからいじめてやろう……そう思った。 そばに人がいる、という状況が効果的なのだと説き伏せた。 「あくまでこれは訓練だから最終的には出すんだけども、そのことに集中しすぎないことが大切なんだ、  一人っきりじゃないこのシチュエーションでは適度に気が逸らされていいんだよ」 俺の目の前でオナニーしろ、と言われて困る上木に内心ニヤニヤが止まらない。 「やり方は教えたとおり……  早くフィニッシュしたくてガシガシこいてた若気の至りを改善すべく、  ストロークは大きくゆっくり、柔らかい力加減で刺激を少なく、持続時間を延ばすことを第一の目標として行う。  その際夢中になりすぎないように、具体的なオカズは用いず手だけを動かす。いいか?  刺激に慣れること、緩やかな刺激で出せるようになることが大事だ」 『亜鉛を摂取すると男性の性的能力が向上する』とか言ってレバニラとカキフライを食べさせ、 『感覚を鈍らせリラックスするため』とアルコールをを飲ませたら、俺のでまかせをすっかり信じ込んだらしい。、 無茶ぶりに少々ためらいつつも、背中を向けてジッパーを開く。 優位に立つものをいじめるのは楽しい。内心のドキドキが止まらない。と思ったのに。 「ちょっと……あっち向いておけよ館野」 真剣に顔を伏せる上木に、ふと胸が詰まった。 こんな俺の騙りに騙されるほど深刻な悩みだったのかな、と思いあたったのだ。 本気で協力したくなった。シチュエーションは既に変だが、こうなったらとことん行ってみよう。 「そうそう……ゆっくりな、最初は起たなくてもいいからさ、気を楽に」 ハァーッ、と息を漏らす上木が可哀想になる。 「こっち向いた方がいいんじゃね?……俺の顔見た方が萎えて持続するかも」 言われて、振り返って上木が俺を見た。 俺を見ながら、上木の手がゆっくりと動くのが見えた。 「館野、館野……俺、なんかいつもより……無理」 急速に切羽詰まった上木の声に、俺の心臓も聞いたことない音を打ち始めた。 早い。駄目だ、改善できてない。5分くらいか。 まだまだふたりとも特訓が必要らしい。 ----   [[普段コンタクトの奴が珍しく眼鏡>18-279]] ----
早漏改善合宿 ---- 普段いっしょにメシ食うノリで部屋に押しかけ、昨日の話の合宿だと言うと冗談だと思ったらしく 「そうかー、じゃ気合い入れて特訓しないとな!」 と笑った。その笑顔にむかつく。 入学して一年近く経つのに、昨日までお前の元カノ話なんか知らなかった。 親友とか勝手に思ってた俺馬鹿みたい。 何食わぬ顔でチビチビと、でも動揺をジョッキに隠しながら 上木モテモテだもんなー、今まで何人もスーパーテクでヒィヒィ言わせてんの、なんて露悪的にあてこすったら、 「いやー、なんか俺怒られるんだよね、痛いとか早いとか言われてさ」 と照れられた。なにその余裕。なにマジで複数かよ。 「早いのはいかんよー、上木、訓練、修行。特訓が必要なんだって。俺が教えてやる!」 って混ぜっ返したら、ジッと俺の顔見て「本当に?」とか言いやがった。 本当なわけないだろ、そんな方法知るもんか。腹立つからいじめてやろう……そう思った。 そばに人がいる、という状況が効果的なのだと説き伏せた。 「あくまでこれは訓練だから最終的には出すんだけども、そのことに集中しすぎないことが大切なんだ、  一人っきりじゃないこのシチュエーションでは適度に気が逸らされていいんだよ」 俺の目の前でオナニーしろ、と言われて困る上木に内心ニヤニヤが止まらない。 「やり方は教えたとおり……  早くフィニッシュしたくてガシガシこいてた若気の至りを改善すべく、  ストロークは大きくゆっくり、柔らかい力加減で刺激を少なく、持続時間を延ばすことを第一の目標として行う。  その際夢中になりすぎないように、具体的なオカズは用いず手だけを動かす。いいか?  刺激に慣れること、緩やかな刺激で出せるようになることが大事だ」 『亜鉛を摂取すると男性の性的能力が向上する』とか言ってレバニラとカキフライを食べさせ、 『感覚を鈍らせリラックスするため』とアルコールをを飲ませたら、俺のでまかせをすっかり信じ込んだらしい。、 無茶ぶりに少々ためらいつつも、背中を向けてジッパーを開く。 優位に立つものをいじめるのは楽しい。内心のドキドキが止まらない。と思ったのに。 「ちょっと……あっち向いておけよ館野」 真剣に顔を伏せる上木に、ふと胸が詰まった。 こんな俺の騙りに騙されるほど深刻な悩みだったのかな、と思いあたったのだ。 本気で協力したくなった。シチュエーションは既に変だが、こうなったらとことん行ってみよう。 「そうそう……ゆっくりな、最初は起たなくてもいいからさ、気を楽に」 ハァーッ、と息を漏らす上木が可哀想になる。 「こっち向いた方がいいんじゃね?……俺の顔見た方が萎えて持続するかも」 言われて、振り返って上木が俺を見た。 俺を見ながら、上木の手がゆっくりと動くのが見えた。 「館野、館野……俺、なんかいつもより……無理」 急速に切羽詰まった上木の声に、俺の心臓も聞いたことない音を打ち始めた。 早い。駄目だ、改善できてない。5分くらいか。 まだまだふたりとも特訓が必要らしい。 ----   [[帝王学>18-269]] ----

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