「27-459」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

27-459」(2014/02/19 (水) 02:43:41) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

実体の無いものが人間に恋い焦がれる ---- 夢を見た。三年前は老人で、その前の七年くらい前は男児だった気がする。何度目の出会いかわからない。でも、確かに同じ彼。 最近の仕事の話、好きな食べ物、心地よい沈黙。何度目だろうか?彼と過ごすのは。 今日の彼は青年。今の俺にとっては年下で。 きみは、おぼえてるかい? 何を? はじめまして、のすがたを。 ああ、確か今の姿だった。俺より少し年上のお兄さんだ。 おぼえてくれていたんだ。 何時の間にか、白の部屋は黒に変わる。彼だけが薄く光る。 ほんとに、おとなになった。 すっかり草臥れたおっさんだ きみは、もうないてない? ああ。大丈夫だ。 ねえ、 うん? きみは、しあわせになれた? …ああ。少なくとも今は幸せだ。生きる選択してよかったと。 よかった。きみにはしあわせになってほしいから。きみはたしかに、しんにある、から。じぶんのちを、たかめられるから。 ああ、なかないで。きみは、しあわせになったんだから。しあわせになれるのだから。これから、じぶんのちからで、じぶんとむきあって、ちをたかめられるのだから。 あこがれたのが、きみでよかった。 きみを、とめられてよかった。 きみのしあわせを、てつだえてよかった。 ぼくには、きみが、ひかっていて、きれいで、 だから、ぼくは、たっくんを、 「ねえねえ!先生は何で社会の先生になったの?」 「あ?口動かす前に手動かせ」 「たつやくんのケチー」 「おうおう、もう五枚追加な」 「な!?マルクスとかヘーゲルとか倫理まじ意味わかんねえのに!」 ---- [[ヤキモチ妬きなあいつ>27-469]] ----

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: