「26-569」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

26-569」(2013/08/15 (木) 02:54:23) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

今日から両思い ---- 両思いになったら、色々変わるのかと思った。 主に、相手が。 「なあ、お前さっきの授業、ノート取ったか?」 「また寝てたのか、お前」 「てへぺろ☆」 「可愛くねーし、むしろうぜー」 結局、何かいつも通りのバカな会話をしてる。 告白は俺。 キスは向こう。 恥ずかしくて恥ずかしくて、昨日は全然寝れなかった。 なのに、今日学校に来てみれば、俺もアイツも普通に喋っていたりする。 こんなものなのか? 両思いって、ここまで何も変わらないものか? 「圭」 突然名前を呼ばれ、顔を上げると、俺のノートで顔を隠す元友人の姿が。 「何だよ」 軽く手招きされ、顔を寄せれば、軽く触れるだけのキスをされた。 慌てて仰け反ると、アイツは友人から恋人の顔になっていた。 「ヤバい、俺今凄く浮かれてる。なあ圭、もっかいしていいか?」 「ふざけんな、ここ教室だろ!」 「教室じゃなきゃしていいのか?」 「人目に付かないとこにしろって言ってんだよ!」 イライラと俺が声を荒げると、コイツは少し考えたあと、こう言った。 「よかった」 「なにが」 「昨日の、夢じゃないんだな」 今度は俺が、言葉に詰まった。 コイツも、緊張してたんだろうか。 昨日の事が、嘘とかドッキリとかじゃないか、なんて考えていたんだろうか。 「孝史」 俺が名前を呼ぶと、ゆっくりと顔をあげる。 コイツが「なに」とつぶやく前に、俺からも触れるだけのキスをした。 その時、不意にカーテンが、俺たちの姿を隠してくれた。 ---- [[今日から両思い>26-569-1]] ----

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: