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四大元素
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「ふと思ったのですが、もしかして風(わたし)は火(あなた)よりも強いのではないでしょうか」
「は?いきなり何言ってんの?」
「水は火を消し、地は水を吸い込み、風は地を削り…」
「そして火は風に勝つ!これ常識!」
「どうやって?」
「え?」
「風は火を消せる。しかし、火は風を焼く事はできない。どうやって火は風に勝つんですか?」
「…えっと、その、と、とにかく昔からそう決まってんだよ!ってかそれ認めると火(おれ)って誰にも勝てない最弱って事になるじゃん!」
「そうですね。勝てないどころか、風(わたし)の意向ひとつで燃え盛るも消えるも思うままに弄ばれる憐れな存在です」
「み、認めねぇ!ぜってー認めねぇぞそんなの!!誰がなんと言おうと火(おれ)は風(おまえ)より強いし、弄ばれたりもしねぇ!!」
「今はどう思っていても構いませんよ。二人で一緒に事実を確認すればいいんですから…」
「うわ、なにその嫌な笑顔。なんかすっげーぞわってしたんだけど?!」
「あ、こら!強いと主張するくせに逃げるんですか?」
「逃げてねぇ!嫌な予感がするから戦略的撤退してるだけだ!」
「風から逃げられると本気で思ってるんですか?ふふふ…」
「ぎゃー!!」
「…火と風が騒がしいな」
「そんな事いいから、もっとぉ…水のが入ってくるの、気持ちいいよぉ…」
「ん。可愛いよ、地…」
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[[無口で無愛想な受け>11-569]]
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