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遊び人に遊んでもらえない
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あいつは男なら誰彼構わず寝た。
決して特定の相手を作らず自由気ままに遊んでる。
俺はそんなあいつを気になって仕方がなかった。
あいつとは部活が一緒でよく話すがタイプがまるで違った。
明るく誰とでも仲良く話すあいつに対し俺は勉強だけが取り柄のつまらない男だ。
あいつはいつも俺をからかった。
「あんた経験ないだろ」とか笑いながら言われる。
いつもは適当に流すが今日は虫の居所がわるかった。
なんせあいつの首もとには赤いしるしが着いていたから。
「経験はある」俺がそう言うと一瞬躊躇いながら「うそつけ」と笑った。
「試してみるか?」
「は?」
「だから俺と寝てみれば嘘かどうかわかるだろ?」
「…」
「誰でもいいみたいだし、俺でもいいだろ」
「…だ」
「あ?」
「あんたとは死んでもやだ」
「…俺ってそんな嫌われてたのか?」
「あんたと寝たら他のやつじゃ変わりにならないじゃんか」
「どういう意味だ?」
「…ばーか」
あいつはそのまま俺の頭を叩いて教室から出ていった。
意味わからん。
俺は叩かれた頭を抱えてどうやってあいつに好かれようか考えていた。
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[[人間×触手>26-369]]
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