「10-619-1」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
「10-619-1」(2013/08/08 (木) 07:47:21) の最新版変更点
追加された行は緑色になります。
削除された行は赤色になります。
受の命令(お願い)で女装させられて、更に白昼堂々デートさせられる攻
----
「ねえお願い。女の子になって?」
「は?」
いきなりの言葉に耳を疑った。
「だから、女装して」
そういいながら差し出される服はヒラヒラだ。
「こんなもんいつの間に用意したんだ!」
「今日。さっき買ってきた」
「無駄使いすんな!」
いやまて、そういう問題じゃない。
「……女装したオレにヤられてみたいとか?」
「バカか。デートすんだよ、外で」
「羞恥プレイかよ!」
「まだ恥ずかしいと思うだけの理性はあったのか」
「普段理性飛ばしっぱなしですいませんね」
「悪いと思うなら言うこと聞けよ」
「それは嫌」
キラキラと見つめてくる目は期待に満ちている。
……諦める気はないらしい。
「そもそもどっから出てきた思いつきだよ」
そう言うと目を反らして口ごもってしまう。
言えないような理由でもあんのか。
「理由次第ではやってやる」
「……本当か?」
「本当に」
迷いは少しだった。
「デート、したかったんだ」
「は? いつもしてるだろ?」
昨日は映画。先週は買い物。
先先週なんて夢の国まで行っただろ。
2日間フリーパス買って。
「そうじゃなくて! その……」
なんだ?
男同士では行きづらい所にでも行きたいのか?
「ラブホに行きたかった?」
「バカー! 違う! 色ボケジジイ!」
「じゃあなんだよー!」
「オレはエスコートしたいの!」
「はぁ?」
間の抜けた声を出すのは本日二回目。
「そんなの、女装しなくたって出来るだろ?」
「だってお前、気がききすぎて先になんでもやっちゃうんだもん」
なるほど。
女相手なら少しはリードしやすいだろうってことか。
……大して変わらないだろうに。
「だから女装やれ!」
「そんなにデートしたいの?」
「したいからやれ!」
だだっこのワガママのような願い事。
こんな事すら叶えてしまいたい自分はどうなのか。
とりあえず、化粧の仕方でも勉強するか。
----
[[印象的な人>10-639]]
----