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目隠しと手錠と鏡を使って ---- 「犯人はいます。それも、ぼくたちの側にいる」 「おいおい刑事さん、いったい何を言うのかね?」 「そうですわ! 刑事さん私たちをお疑いになるの?」 「犯人が夫人を事故にみせかけて殺害しようとしたのは間違いないでしょう」 「でも。。奥様は。。一人で。。部屋に。。いらっしゃったと。。おっしゃって。。」 あいつは涼しい顔で言った。 「一人きりだと思わせたんですよ。目隠しと手錠と鏡を使ってね」 その場にいた十数名の人々は一様に驚きの表情を見せた。 夫人の顔からは血の気がひき、今にも倒れそうだ。 でも俺は違う。 何度もこんな場面を見てきた。 これから始まるだろう痛快な場面が楽しみでならない。 「ちょっと待ってくれ。俺たちが夫人の部屋に行ったとき、鍵は内側からかかってたんだぞ?」 「そうだ、そうだ!」 あいつは顔をうつむかせた。 さあ幕を上げろ。 謎解きの始まりを告げる、いつものあの言葉を言ってくれ。 「ぼくのような一介の刑事に、まるで探偵まがいのことをさせるなんて、犯人は。。ひどい人だ」 あいつはうつむいた顔に、かすかな笑みを浮かべた。もうすぐ犯人は捕らえられるだろう。 ---- [[受の命令(お願い)で女装させられて、更に白昼堂々デートさせられる攻>10-619]] ----

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