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鬼畜受 ---- 頭の中が真っ白になった。 唯一無二の親友…と思っていた男の胸ぐらを掴む。 「なんで…こんなことしたんだよッ」 「単なる嫌がらせ」 今までになかったぐらいに強く怒鳴っても、コイツはしれっと告げてくる。 「俺があんなに…」 苦労した記憶が脳内を駆け巡る。 コイツは俺がつらいその時も、そばにいて励まし支えてくれていた。 にも関わらず、最後の最後で全てを台無しにしたのだ。 「あんなに……なに、言葉もない?」 その言い方があまりにもバカにしたような言い方で、 俺はとっさに拳を振るおうとして、寸前で止めた。 一方的な暴力は好きじゃない。 それは、コイツも知っていた。 「俺ね、お前のそういう紳士ぶった態度、結構嫌い」 すっと目を細め、爽やかな微笑みを浮かべながら毒を吐く。 「だからずっとやりこめたかった」 そういう、元親友の言葉に衝撃を覚える。 「でも、その顔は結構好きかな」 言いながら頬に手が添えられる。意地悪な光を宿した瞳が近づく。 唇に柔らかな感触。 ここで俺が突き飛ばしたら、コイツは怪我をするかもしれない。 そう思うと、目を見開き、硬直したまま身動きすらとれなかった。 ---- [[義理の兄弟な大学生×小学生>10-509]] ----

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