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餃子×焼売×春巻
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俺達は今日も中華料理店で販売されていた。
一番人気は餃子。現地では餃子=ご飯的存在らしいけどここは日本。
おいしい中華のご飯の友だ。
「ちくしょう……ちくしょう」
おいしそうな餃子を見て涎を垂らしている俺は春巻き。
ご飯と食べてもいいけどそのまま食べてもおいしいマルチタレントだ。
「今日も売り上げは餃子だ一番か~いいな~」
のんびりした様子で喋るのは俺のマイスイートハニー焼売。
たとえベッドでの立場が反対でも俺にとってはハニーだ
「おっ、焼売じゃん。久々に今夜俺の部屋来ないか?」
「殺すぞ」
たとえ売り上げ的に圧倒的格差があったとしてもここは譲れない。
焼売を部屋に呼びたかったら俺を倒してからにしろ。
「ん? ああ、お前が今のこいつの棒?」
「は?」
棒? なにそれ?
「ちょっ、餃子やめてよ! 昔のことはもう関係ないじゃん!!」
いつものおっとりとした雰囲気をかなぐり捨てて焦る焼売。
「え? 棒? え?」
「いや、春巻き、それはちがっ……」
いきなり餃子が焼売のケツを撫ではじめた。
「裏山……じゃなくてお前何してんだよ!!」
「こいつ、俺の元セフレ。お前は?」
「え……」
その質問を理解したくなかったのか湯島聖堂孔子像の格好のまま固まってしまった。
ようやく頭が回ってきた。セフレはわかる。元ってことは昔そういう関係だったってこともわかる。
でも、棒って?
俺はのんきにそんなことを考えながら現実逃避をしていた。
その疑問に答える光景が目の前にあるにも関わらずに。
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[[引退試合>24-599]]
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