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墓まで持ってくつもりでしたが ---- お前に話しておきたいことがある。 今しか言えない事だから、そんな嫌そうな顔すんなよ。 お前はただの友達だと思ってただろうけど、お前が俺に気付くずっと前から俺はお前の事が好きだった。 初めてお前と話をした時、緊張でうまく息が出来なかった。 お前が初めて俺を名前で呼んでくれたとき、その日は嬉しくて眠れなかった。 友達になれた日はこのまま死んでもいいと思ったし、 初めて手を繋いだ時も、それから好きだって言ってくれた瞬間は…っうわっ!!ちょ、やめろ!こっちは病人だぞ! …うん。何が言いたいかって言うと、お前が思ってる以上に俺はお前が好きなんだ。 お前の隠し撮り写真も持ってるし、食べ終わったアイスの棒も…っだから殴りかかるな! 告白したら、絶対お前嫌がるから、俺だってこの溢れんばかりの愛は、墓まで隠して持っていくつもりだったんだよ。 「何で今、そんな事言うのか」…って? だって後悔してるんだ。 こんな事になるんなら、全力でお前に愛を伝えておくんだった。 俺が死んだら、お前には俺以外の誰か、恋人と幸せになって欲しい。 でも、世界で一番お前を愛してるのは俺だって、お前を一番幸せに出来る俺はもうお前の傍に居ないって、覚えてて欲しいから。 「…っぐすっ だから…死ぬ前に告白したくて…俺がどれだけお前を好きなのか…思い知って欲しくて…っ!」 「うるせえ黙れ鼻をかめ」 「お…俺が死ぬかも知れないのに冷たいぞ!」 「病室で騒ぐんじゃねえストーカー。ただの食中毒で死ぬかよ」 「だって固形物が喉を通らなくて昨日から点滴オンリーなんだぞ!」 「そんだけ元気なら直ぐに飯食えるようになるわ」 「冷たい…」 「うるせえ、こっちは好きな相手が死ぬかもしれないと言われて、パニくって病院に駆け込んだらただの食中毒で、  実は10年以上前からストーカーでしたとカミングアウトされて両思いで戸惑ってんだよ」 「泣きながら、好きだ!死ぬなーって言ってくれたあの顔だけで、一ヶ月はおかずに困らない」 「うっせえ死ね」 「もう一回好きって言ってくれ」 「墓まで持っていくから嫌だ。 …墓の中でなら、もう一回言ってやるよ」 ----   [[オラネコ>24-359]] ----

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