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仲良し三人組 ---- 元はオレたちは三人組だった。オレとアイツは冒険者になった。もう一人は家業の道具屋を継いで一般市民として生きることになった ところがだ。もう一人の店が潰れてしまった。近所にできた大型の道具量販店との競争に負けて、経営が成り立たなくなったそうだ 仕事を探したらしいが、このご時勢にロクな仕事も見つからない。ということで、もう一人は冒険者になった そしてオレたちのクエストに同行することになった。今そのもう一人の最初の職業を決めるためにダーマの転職樹にまた来ている アイツは順調に勇者としてレベルアップをしている。この間は北の辺境で異常発生した白熊の化け物の退治に成功した オレも農民として頑張っている。色んな野菜をどんどん作っている。次は今までやっていなかった青菜類の栽培を覚える 来月から遥か東方から来たという先生から「チンゲンキャベツ・ターキャベツ・クーシンキャベツ」の作り方を習う予定だ アイツは青菜類が嫌いなようだ。勇者がガキのように青菜を残すなんてダメだ。オレの手で矯正してみせる! それはそうと、もう一人も空気を読めってんだ。オレとアイツの仲についてはよーくご存知であるはずだっちゅーの! それにアイツもアイツだ。「また一緒になれたな」とか言いながら普通に大喜びしてやがる。どういうことだ! オレが同行者専用の喫茶室で飲み始めたコーヒーも三杯目が空になった。初めてだから時間がかかるのかな・・・ オレも初めてのときには時間がかかったなあ。なかなか転職樹によじ登れなくてなあ。独特のコツが要るんだよな アイツはオレをおいてスイスイ登って行っちゃったけどな。アイツの運動神経の良さはやっぱ惚れ惚れする しかし本当に遅いな。さすがに少し心配になってきたな。オレのときもこんなにはかからなかったぞ・・・ カランカラーン! 喫茶室のドアがチャイムと一緒になった。お、戻って来た。どうだった? 何の職業になったんだ? ・・・なにいぃぃぃ! 「命の護り人」だとおぉぉぉ! それはあらゆる回復系と防御系スキルをまとめて覚えられるお得職業じゃねーか! オレがアイツをサポートするために一番なりたかった職業じゃねえかあぁぁぁ! ちっくしょおぉぉぉーーー! ヤバイ。オレの地位がヤバイ。マジでヤバイ。本当にヤバイ。ごっつヤバイ。えげつなくヤバイ。ウルトラスーパーミラクルやばい! あああああ、めっちゃ喜んでやがる。それにアイツも大喜びするだろうな。いい戦闘時の補佐役ができたって・・・ 何とかしなきゃ! 何とかしなきゃ! 何とかしなきゃ! 何とかしなきゃ! 何とかしなきゃ! 何としても早急にいびり倒して追い出さないとヤバイ。畑に生き埋めにして肥料にしないとヤバイ。ぶつぶつぶつ・・・ ・・・そうだ。そんな荒っぽい真似をしなくても解決する方法がある。四人目をスカウトしてソイツとくっつければいいんだ よし、決めたぞ。何とでも理由を付けて四人編成にするようにアイツに言おう。それで万事解決するはずだ! オレは今夜に作るご馳走のメニューを考えながら喫茶室を出て、もう一人と一緒にアイツの待つ宿屋への帰路に就いた ----   [[彼女持ちクール攻め←ウザ可愛い受け>24-569]] ----
仲良し三人組 ---- 元はオレたちは三人組だった。オレとアイツは冒険者になった。もう一人は家業の道具屋を継いで一般市民として生きることになった ところがだ。もう一人の店が潰れてしまった。近所にできた大型の道具量販店との競争に負けて、経営が成り立たなくなったそうだ 仕事を探したらしいが、このご時勢にロクな仕事も見つからない。ということで、もう一人は冒険者になった そしてオレたちのクエストに同行することになった。今そのもう一人の最初の職業を決めるためにダーマの転職樹にまた来ている アイツは順調に勇者としてレベルアップをしている。この間は北の辺境で異常発生した白熊の化け物の退治に成功した オレも農民として頑張っている。色んな野菜をどんどん作っている。次は今までやっていなかった青菜類の栽培を覚える 来月から遥か東方から来たという先生から「チンゲンキャベツ・ターキャベツ・クーシンキャベツ」の作り方を習う予定だ アイツは青菜類が嫌いなようだ。勇者がガキのように青菜を残すなんてダメだ。オレの手で矯正してみせる! それはそうと、もう一人も空気を読めってんだ。オレとアイツの仲についてはよーくご存知であるはずだっちゅーの! それにアイツもアイツだ。「また一緒になれたな」とか言いながら普通に大喜びしてやがる。どういうことだ! オレが同行者専用の喫茶室で飲み始めたコーヒーも三杯目が空になった。初めてだから時間がかかるのかな・・・ オレも初めてのときには時間がかかったなあ。なかなか転職樹によじ登れなくてなあ。独特のコツが要るんだよな アイツはオレをおいてスイスイ登って行っちゃったけどな。アイツの運動神経の良さはやっぱ惚れ惚れする しかし本当に遅いな。さすがに少し心配になってきたな。オレのときもこんなにはかからなかったぞ・・・ カランカラーン! 喫茶室のドアがチャイムと一緒になった。お、戻って来た。どうだった? 何の職業になったんだ? ・・・なにいぃぃぃ! 「命の護り人」だとおぉぉぉ! それはあらゆる回復系と防御系スキルをまとめて覚えられるお得職業じゃねーか! オレがアイツをサポートするために一番なりたかった職業じゃねえかあぁぁぁ! ちっくしょおぉぉぉーーー! ヤバイ。オレの地位がヤバイ。マジでヤバイ。本当にヤバイ。ごっつヤバイ。えげつなくヤバイ。ウルトラスーパーミラクルやばい! あああああ、めっちゃ喜んでやがる。それにアイツも大喜びするだろうな。いい戦闘時の補佐役ができたって・・・ 何とかしなきゃ! 何とかしなきゃ! 何とかしなきゃ! 何とかしなきゃ! 何とかしなきゃ! 何としても早急にいびり倒して追い出さないとヤバイ。畑に生き埋めにして肥料にしないとヤバイ。ぶつぶつぶつ・・・ ・・・そうだ。そんな荒っぽい真似をしなくても解決する方法がある。四人目をスカウトしてソイツとくっつければいいんだ よし、決めたぞ。何とでも理由を付けて四人編成にするようにアイツに言おう。それで万事解決するはずだ! オレは今夜に作るご馳走のメニューを考えながら喫茶室を出て、もう一人と一緒にアイツの待つ宿屋への帰路に就いた ----   [[彼女持ちクール攻め←ウザ可愛い受け>24-569]] ----

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