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もてない男×もてる男で両片思い ---- 相変わらず秀和はもてまくっている。童貞は中1で捨てたと聞いた。何て名前だったっけ・・・あの韓国の俳優・・・そうチャン・グンソクだ あれをもっとかわいくした感じの小顔。それに長めの髪形が絶妙にはまってやがる 男のロン毛なんてウザくて暑苦しいだけだと思っていたけど、秀和を見たら男のロン毛もありだなと認るしかなかった それでバスケ部に入っててスポーツ補正も加わるから、そりゃもてまくる。本当に嫌になる・・・苦しくなる・・・ そんなもてまくりでも秀和は男子の評判もいい。本人の弁によると男同士でワイワイ騒いだり遊んだりする方が女とデートするより楽しいらしい だからスケジュールは女より男優先。特に部活仲間には凄く義理堅い。3ヶ月くらい前にオレが部室の前に居たら馬鹿な女子たちが 「愛川くんが私たちにあんまり構ってくれないのはバスケ部の人たちと遊んでばっかりいるせいよ」 「特に酷いのはアンタよ、中原! 少しは考えてちょうだいよ!」 といきなり言って来たことがあった。そういうことを遠回しに言われるのは慣れていたし、今回は随分と直接的だなと思った けれど別にどうとも思わず適当にあしらっていた。そうしたら体育館に行ったはずの秀和が部室にそのタイミングで戻って来た そのときの秀和のマジギレっぷりは半端じゃなかった。オレや他の部員たちで止めなければ、その女子たちを半殺しにしかねない勢いだった 「オレのことをどう思おうといい! だけどな、コイツらのことをどうして悪く言うんだ! 早く消えねえとぶっ殺すぞ!」 女子たちは秀和の凄まじい剣幕に泣きながら意味不明な言い訳をして逃げて行った。女子が逃げて行くと今度は秀和が声を上げて泣き始めた 「だって本当に悔しくて腹が立ったんだよー! 畜生! オレが部活のみんなのことが大好きなことの何がいけないんだよー!」 このエプソードは瞬く間に学校中の知ることとなり、男子の中での秀和の株は急上昇した あーあ、男が男に惚れるってこういうことを言うんだろう。参った。オレは自分はホモのつもりはないんだけど もちろんオカズにしてるのは女だし、エロDVDも使用するけど、ここしばらくちっとも興奮しない。まだ童貞なのに女に冷めたような感じがする 変な女と居るより秀和と一緒に居たいというか。きっと一時的な錯覚だと思う。錯覚だとは思うんだけど・・・秀和はやっぱかっこいい 一度意識し出すと、横顔を見ただけでドキリとすることすらある・・・マジできれいだなと思う 今は秀和と同じクラスで同じ部活で隣の席という自分のポジションをとことん味わうことにしよう・・・ それが一番平和だ・・・そして、それがきっと一番お互いのためにもなる・・・ 幼稚園のときから好きだったんだ オレが女みたいになよなよしてて弱っちくていじめっ子にからかわれたときに何度もかばってくれた「なかはらしんじ」くん 小学校に上がる前に親が離婚して急に引っ越すことになって、お別れの挨拶と感謝の言葉を伝えられなかった「なかはらしんじ」くん ずーっと心に引っかかっていた「なかはらしんじ」くん 二度と会えないと思っていた。まさか高校で再会できるなんて思ってもみなかった。 同姓同名の可能性もあるかと思って、それとなく幼稚園について聞いてみたけど間違いない ただオレとのことを覚えているかとは怖くて聞けていない それを伝えるのは自分の幼稚園時代の旧姓と自分の報われないと分かっている昏い思いを伝えるときだと決めている 晋史は高校では帰宅部ライフをエンジョイするつもりだったらしいけど、無理やりに誘ってバスケ部に一緒に入部した オレは中学はバスケ部で高校でも入ろうと入学前から決めていたし、晋史も中学ではバスケ部だったそうだ やっぱり自然な形で仲を深めるには部活仲間になるに限ると思ったからだ あんまりみんな気づいてないけど、晋史はかっこいい。太目の眉と彫りの深い目鼻立ちはもっと評価されていい 性格も含めて「男」って感じがする。世の中はおかしい。なんでオレみたいなのが女からもてるんだろう・・・ オレだって性欲はあるから女の裸を見れば勃つし、勃ったものは穴に入れたくもなる 高1で既に回数だけはそこそこ経験しているけど、虚しさは募る一方だ。きっと無意識に埋め合わせしようとしていたんだと思う でも無理だ。一番欲しい人がどうしても手に入らない。手に入れる方法も分からない それなりに快適な今の関係が壊れるのが怖くて、一番の友人という立場から一歩を踏み出せない・・・メールだ セフレの他校の女からだ。今日は晋史とも他の仲間とも約束がないから行くことにしよう 一番欲しい人を手に入れられない代償にオレはきっとこれからも女と体を重ね続ける。心の中で一番欲しい人の名前を呼び続けながら・・・ ----   [[悪落ち→救済>22-379]] ----
もてない男×もてる男で両片思い ---- 相変わらず秀和はもてまくっている。童貞は中1で捨てたと聞いた。何て名前だったっけ・・・あの韓国の俳優・・・そうチャン・グンソクだ あれをもっとかわいくした感じの小顔。それに長めの髪形が絶妙にはまってやがる 男のロン毛なんてウザくて暑苦しいだけだと思っていたけど、秀和を見たら男のロン毛もありだなと認るしかなかった それでバスケ部に入っててスポーツ補正も加わるから、そりゃもてまくる。本当に嫌になる・・・苦しくなる・・・ そんなもてまくりでも秀和は男子の評判もいい。本人の弁によると男同士でワイワイ騒いだり遊んだりする方が女とデートするより楽しいらしい だからスケジュールは女より男優先。特に部活仲間には凄く義理堅い。3ヶ月くらい前にオレが部室の前に居たら馬鹿な女子たちが 「愛川くんが私たちにあんまり構ってくれないのはバスケ部の人たちと遊んでばっかりいるせいよ」 「特に酷いのはアンタよ、中原! 少しは考えてちょうだいよ!」 といきなり言って来たことがあった。そういうことを遠回しに言われるのは慣れていたし、今回は随分と直接的だなと思った けれど別にどうとも思わず適当にあしらっていた。そうしたら体育館に行ったはずの秀和が部室にそのタイミングで戻って来た そのときの秀和のマジギレっぷりは半端じゃなかった。オレや他の部員たちで止めなければ、その女子たちを半殺しにしかねない勢いだった 「オレのことをどう思おうといい! だけどな、コイツらのことをどうして悪く言うんだ! 早く消えねえとぶっ殺すぞ!」 女子たちは秀和の凄まじい剣幕に泣きながら意味不明な言い訳をして逃げて行った。女子が逃げて行くと今度は秀和が声を上げて泣き始めた 「だって本当に悔しくて腹が立ったんだよー! 畜生! オレが部活のみんなのことが大好きなことの何がいけないんだよー!」 このエプソードは瞬く間に学校中の知ることとなり、男子の中での秀和の株は急上昇した あーあ、男が男に惚れるってこういうことを言うんだろう。参った。オレは自分はホモのつもりはないんだけど もちろんオカズにしてるのは女だし、エロDVDも使用するけど、ここしばらくちっとも興奮しない。まだ童貞なのに女に冷めたような感じがする 変な女と居るより秀和と一緒に居たいというか。きっと一時的な錯覚だと思う。錯覚だとは思うんだけど・・・秀和はやっぱかっこいい 一度意識し出すと、横顔を見ただけでドキリとすることすらある・・・マジできれいだなと思う 今は秀和と同じクラスで同じ部活で隣の席という自分のポジションをとことん味わうことにしよう・・・ それが一番平和だ・・・そして、それがきっと一番お互いのためにもなる・・・ 幼稚園のときから好きだったんだ オレが女みたいになよなよしてて弱っちくていじめっ子にからかわれたときに何度もかばってくれた「なかはらしんじ」くん 小学校に上がる前に親が離婚して急に引っ越すことになって、お別れの挨拶と感謝の言葉を伝えられなかった「なかはらしんじ」くん ずーっと心に引っかかっていた「なかはらしんじ」くん 二度と会えないと思っていた。まさか高校で再会できるなんて思ってもみなかった。 同姓同名の可能性もあるかと思って、それとなく幼稚園について聞いてみたけど間違いない ただオレとのことを覚えているかとは怖くて聞けていない それを伝えるのは自分の幼稚園時代の旧姓と自分の報われないと分かっている昏い思いを伝えるときだと決めている 晋史は高校では帰宅部ライフをエンジョイするつもりだったらしいけど、無理やりに誘ってバスケ部に一緒に入部した オレは中学はバスケ部で高校でも入ろうと入学前から決めていたし、晋史も中学ではバスケ部だったそうだ やっぱり自然な形で仲を深めるには部活仲間になるに限ると思ったからだ あんまりみんな気づいてないけど、晋史はかっこいい。太目の眉と彫りの深い目鼻立ちはもっと評価されていい 性格も含めて「男」って感じがする。世の中はおかしい。なんでオレみたいなのが女からもてるんだろう・・・ オレだって性欲はあるから女の裸を見れば勃つし、勃ったものは穴に入れたくもなる 高1で既に回数だけはそこそこ経験しているけど、虚しさは募る一方だ。きっと無意識に埋め合わせしようとしていたんだと思う でも無理だ。一番欲しい人がどうしても手に入らない。手に入れる方法も分からない それなりに快適な今の関係が壊れるのが怖くて、一番の友人という立場から一歩を踏み出せない・・・メールだ セフレの他校の女からだ。今日は晋史とも他の仲間とも約束がないから行くことにしよう 一番欲しい人を手に入れられない代償にオレはきっとこれからも女と体を重ね続ける。心の中で一番欲しい人の名前を呼び続けながら・・・ ----   [[もてない男×もてる男で両片思い>22-369-1]] ----

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