「23-909」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

23-909」(2012/05/01 (火) 18:58:42) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

嘘吐き ---- 一緒に遅刻して怒られたこと、くだらない冗談、放課後に食べたアイスの味とか。沢山思い出すことはあるけれど、それも全ては5年前の記憶。 可能ならまたあの頃へ戻りたいなどと、不毛な考えばかりが巡る。あの時、全てを曝け出してしまえば良かったのか今としては分からないが …俺は、俺の素直になれない性格と下らない意地のせいで今もまだ5年前の後悔に縛られたままだった。 なあ、哲。お前は、あの日を覚えているか? お前が俺に、可愛い子に告白されたんだって言った。茶色いサラサラの髪の、目が大きくて…ほんと、可愛い女の子だったな。 『大輔、どう思う?』 俺を見詰めながら聞くお前。なんだよ、なんで俺に聞くんだよふざけんな、そう思ったさ。何か、一気に訳わかんなくなって、笑いながら俺は良かったな、応援するわって。 そのまま顔も見らずに帰った。お前、その時どんな顔してた?お前の声、聞こえた気がしたんだけど何て言ってた? なあ、あの時…。 今となっては聞けないけどさ。 なあ、哲…好きだったよ。 ----   [[泣き上戸×笑い上戸>23-919]] ----

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: