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「23-249」(2012/03/04 (日) 23:38:57) の最新版変更点
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<p>かえりたい</p>
<hr /><p>「なぁ」<br />
「……」<br />
「聞いてる?」<br />
「……聞いてる、よ」<br />
「ほんとかよ」<br />
はーっとため息をつかれる。<br />
学校が終わってそのまま圭介の家に転がりこんで。<br />
明日提出の課題を一緒にやろうとのことだったのに結局ゲームばかりして。<br />
日も暮れてゲームにも疲れてきたところで、<br />
「俺が、お前を、好きだって言ってんの」<br />
俺は友達に告白されていた。<br />
「で、どう」<br />
「え?」<br />
「お前はどうなんだよ」<br />
「どうって …そりゃあ」<br />
「やっぱ男は駄目か」<br />
そりゃそうだろ。俺は男でお前も男。<br />
俺は女の子が好きだ。<br />
黙っていると、圭介ががっくりと肩を落とした。<br />
「そりゃそうだよな。当たり前だよ。でもさ、もしかしたらお前も、ってちょっと思ったんだよ」<br />
「はぁ」<br />
「いや、だってさ」<br />
「お前、俺のこと好きだろ?」<br />
「はぁ!?」<br />
「嫌いなのかよ」<br />
「いや別に嫌いじゃねーけど…」<br />
「お前さ、俺と話してるとき、すっげー嬉しそうな顔してるじゃん。遊びに誘ってもそりゃもう嬉しそうだし・・」<br />
「待て待て待て!」<br />
「何だよ」<br />
「そんなことねーだろう!」<br />
「そんなことあるよ。目えキラキラさせてさあ・・」<br />
「はああああ!?」<br />
何いってんだこいつ!<br />
「お前の目にフィルターかかってんじゃねえの?都合のいいやつ」<br />
「まあそれもあるかもしれないけどさ、まだあるぞ」<br />
「何?」<br />
「俺が女の子に告白されたーって言ったらすげえ寂しそうな顔したじゃん」<br />
「してねーよ!」<br />
「いや、これは間違いない。断言できるし。そうだろ?」<br />
そういってこっちを見てにやっと笑う。やめろよそれ・・<br />
「あーーーー、まあ、ちょっとは、な。遊ぶやつ一人減るとかさ」<br />
「女子かよ」<br />
「うっせ!・・でも、俺がお前を好きでも、それはお前のとは違うよ」<br />
確かに、圭介のことは他の友達とはちょっと違うと思ってる。<br />
お前といると楽しいよ。だから圭介に彼女ができて遊べなくなったら嫌だと思った。<br />
でもそれは、友達だろ?<br /><br />
「そうかな?」<br />
「・・へ?・・・おおおお前なにすんだよ」<br />
圭介が俺の両手首をつかんで、押しかかってきた。<br />
「こうされて、どう思う?」<br />
「どうって、気持ち悪いに決まってんだろ!」<br />
「じゃあ逃げろよ」<br />
「抑えられててどう逃げんだよ」<br />
「そんな力入れてない。・・なあ」<br />
そんな目で俺のこと見ないでくれ!<br />
「逃げねえの?」<br />
あーーーーー、もう、俺はお前に弱いんだよ、分かってるんだろ?<br />
よくわかんねえけどお前と目が合うと、逆らえないんだよ!<br />
「一樹・・」<br />
だから、俺をホモにしないでくれ!<br />
・・・かえりたい!<br /><br />
</p>
<hr /><p>かえりたい</p>
<hr /><p> </p>
<p>かえりたい</p>
<hr /><p>「なぁ」<br />
「……」<br />
「聞いてる?」<br />
「……聞いてる、よ」<br />
「ほんとかよ」<br />
はーっとため息をつかれる。<br />
学校が終わってそのまま圭介の家に転がりこんで。<br />
明日提出の課題を一緒にやろうとのことだったのに結局ゲームばかりして。<br />
日も暮れてゲームにも疲れてきたところで、<br />
「俺が、お前を、好きだって言ってんの」<br />
俺は友達に告白されていた。<br />
「で、どう」<br />
「え?」<br />
「お前はどうなんだよ」<br />
「どうって …そりゃあ」<br />
「やっぱ男は駄目か」<br />
そりゃそうだろ。俺は男でお前も男。<br />
俺は女の子が好きだ。<br />
黙っていると、圭介ががっくりと肩を落とした。<br />
「そりゃそうだよな。当たり前だよ。でもさ、もしかしたらお前も、ってちょっと思ったんだよ」<br />
「はぁ」<br />
「いや、だってさ」<br />
「お前、俺のこと好きだろ?」<br />
「はぁ!?」<br />
「嫌いなのかよ」<br />
「いや別に嫌いじゃねーけど…」<br />
「お前さ、俺と話してるとき、すっげー嬉しそうな顔してるじゃん。遊びに誘ってもそりゃもう嬉しそうだし・・」<br />
「待て待て待て!」<br />
「何だよ」<br />
「そんなことねーだろう!」<br />
「そんなことあるよ。目えキラキラさせてさあ・・」<br />
「はああああ!?」<br />
何いってんだこいつ!<br />
「お前の目にフィルターかかってんじゃねえの?都合のいいやつ」<br />
「まあそれもあるかもしれないけどさ、まだあるぞ」<br />
「何?」<br />
「俺が女の子に告白されたーって言ったらすげえ寂しそうな顔したじゃん」<br />
「してねーよ!」<br />
「いや、これは間違いない。断言できるし。そうだろ?」<br />
そういってこっちを見てにやっと笑う。やめろよそれ・・<br />
「あーーーー、まあ、ちょっとは、な。遊ぶやつ一人減るとかさ」<br />
「女子かよ」<br />
「うっせ!・・でも、俺がお前を好きでも、それはお前のとは違うよ」<br />
確かに、圭介のことは他の友達とはちょっと違うと思ってる。<br />
お前といると楽しいよ。だから圭介に彼女ができて遊べなくなったら嫌だと思った。<br />
でもそれは、友達だろ?<br /><br />
「そうかな?」<br />
「・・へ?・・・おおおお前なにすんだよ」<br />
圭介が俺の両手首をつかんで、押しかかってきた。<br />
「こうされて、どう思う?」<br />
「どうって、気持ち悪いに決まってんだろ!」<br />
「じゃあ逃げろよ」<br />
「抑えられててどう逃げんだよ」<br />
「そんな力入れてない。・・なあ」<br />
そんな目で俺のこと見ないでくれ!<br />
「逃げねえの?」<br />
あーーーーー、もう、俺はお前に弱いんだよ、分かってるんだろ?<br />
よくわかんねえけどお前と目が合うと、逆らえないんだよ!<br />
「一樹・・」<br />
だから、俺をホモにしないでくれ!<br />
・・・かえりたい!<br /><br />
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<hr /><p><a href="http://www19.atwiki.jp/910moe/pages/2166.html">かえりたい</a></p>
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