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とんでもない宴席
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(とんでもない接待)
炭鉱が閉山してから寂れる一方の町並みの果てにその大学はあった
外壁が煤で汚れた校舎は老朽化が著しかったが体育館だけは異様に立派で最新の設備を整えていた
ガイドに案内されるがままに体育館に入ると大学の男子バスケ部が練習をしていた
「どれがいいですか?」と下卑た声でささやかれた
ふと見ると背番号6のパワーフォワードくんがとても素敵な美丈夫だった
聞くと部員の中で唯一人の日本語専攻で名前は易くんという
ベッドが用意されていたロッカールームで待っていると易くんがやってきた
何年ぶりかという脳髄まで快感で感覚が混淆するような素敵な行為ができた
易くんは「自分はあなたと一つになります」と言い残して出て行った
その夜に町のお偉いさん主催の宴席に出席した
牛でも豚でも羊でも山羊でも狗でもない肉を全品に使ったフルコースを食べた
料理の美味しさは尋常ではなかった
それから二度と易くんに会うことはできなかった
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