「20-829」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
「20-829」(2011/10/01 (土) 02:12:03) の最新版変更点
追加された行は緑色になります。
削除された行は赤色になります。
受けの逞しい筋肉にうっとりする攻め
----
素晴らしい。
風呂上がりの彼の姿を見て、いつものことながら見惚れてしまった。
硬く、鍛えられた上腕二頭筋・三頭筋に三角筋。
背中の脊柱起立筋もなかなかに良いフォルムを描いている。
首を動かしたときの胸鎖乳突筋の素晴らしさ。
大胸筋は全てを語っている。
今日の夜は寝かさないってことだろ?
「風邪ひくよ」
春だと言っても夜はまだ寒い。暖房のついた部屋だからと上半身裸の彼に、服を渡す。
「あー、サンキュ」
何故か恥ずかしそうにしながら、受け取った服をモソモソと着る。
服の上からでも、彼の体はとても魅力的だとわかる。
あの体に触りたい。あの体と繋がりたい。
なんて性的な体つきをしているんだろう!
後ろからそっと近付き、その体を抱きしめる。
「今日、良い?」
今日こそはこの体を…!
「体を見ないなら、良い」
またダメだ。
彼は自分の体がコンプレックスらしい。
俺より背が高くて、俺より体つきが良い。ただそれだけ。
何より、俺が彼の筋肉を褒めるのが気にくわないとか。
「あのねぇ」
―俺が好きなのは君自身で、君の体だからこそ全てが愛しいんだよ。
顔は見えない。
だけど感じる温度はいつも以上だった。
----
[[黒い騎士と白い騎士>20-839-1]]
----