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賞味期限ギリギリの牛乳×冷蔵庫 ---- 初めて受け入れた時から、既に奴の余命は宣告されていた。 外出のたびに体重が減っていく。 いつか自分のあずかり知らぬ場所で消えてしまいそうな奴は、 それでも必ず俺のところに戻ってきた。 生きながらえても、見苦しい姿を見せるだけだから。 そう言いながらも俺のところに戻ってきたのは、 本当は奴も生きていたいからじゃないかと思っていた。 死期が近づいた彼をいっそ閉じこめておけたならと、 そう願った回数はもう覚えていない。 そんな彼は。 宣告された期日を待たずに、いつものように外出して、そして永遠に戻らなかった。 ----   [[黒猫×白猫>1-639]] ----

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