「6-769-1」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

6-769-1」(2011/04/20 (水) 16:33:14) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

思い出になった恋 ---- 別れを告げたあの日がよみがえる。 彼と、それまでの総てを思い出に変えてしまったあの日。 彼はいつもどこか線を引いていて、 俺がそれを踏み越えることを許してはくれなかった。 でも向こうが線を越えたときは、俺に思う存分甘えてきたりして。 そんな風に付いたり離れたりしながら俺達は過ごしていた。 出会って別れがくるまで、 俺が彼について知っていることが減ることは無く、また増えることも無かった。 彼は自分のことをあまり話さなかった。 それが表面化したとき俺達は衝突した。 彼は俺だけの彼ではなかった。 「俺以外の奴と…」 彼を責めたが彼は潔白を主張した。 その目に涙が浮かんで、静かに落ちた。 俺は彼が泣くのを初めて見た。 あのときの俺は経験も浅くて、若くて、子供だった。 ただ…許せなかった。 独占欲や未熟さを抱えながら それでも、精一杯愛していた。 あまりにも愛していた… だからだろうか、 今は愛すら思い出になってしまった。 ----   [[コーヒー牛乳ふいた>6-779]] ----

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: