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七夕 ---- 1年の中で、現実的な距離を顧みず1日だけ逢瀬をする星の伝説がある 俺と和彦はそれよりも、いや誰よりも近いのだけれど こいつの顔を見る度に触れたいとか変な独占欲が湧いてしまう それを言ったら一瞬で何万光年も離れそうな気がするのに 「梅雨なのに星空見れたなぁ」と和彦がやたら嬉しそうに笑うから 愛想笑いで相槌を打ち、行き場のない感情を望遠鏡の中に投げ込む 1日に何度も会っているのに、この距離はあの星たち以上に遠い 願いが本当に届くのなら、1年で1日だけでもいい、 こいつに触れたい 触れさせてほしい …俺だけのものになってくれ。 ----   [[本当にそれでいいの?>7-539]] ----
七夕 ---- 1年の中で、現実的な距離を顧みず1日だけ逢瀬をする星の伝説がある 俺と和彦はそれよりも、いや誰よりも近いのだけれど こいつの顔を見る度に触れたいとか変な独占欲が湧いてしまう それを言ったら一瞬で何万光年も離れそうな気がするのに 「梅雨なのに星空見れたなぁ」と和彦がやたら嬉しそうに笑うから 愛想笑いで相槌を打ち、行き場のない感情を望遠鏡の中に投げ込む 1日に何度も会っているのに、この距離はあの星たち以上に遠い 願いが本当に届くのなら、1年で1日だけでもいい、 こいつに触れたい 触れさせてほしい …俺だけのものになってくれ。 ----   [[七夕>7-529-1]] ----

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