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くっついたりはなれたりくっついたりはなれたり ---- 「もーやだ!絶対別れる!あんな馬鹿女しらねえ!」 「そっすかー」 「なんだよおまえ!先輩に対して冷たくね!?冷たくね!?」 「ンな事言われても、その喧嘩何回目っすか」 「忘れた!」 「彼女が他の男と遊びに行ったら別れて、三日もしたらよりもどして。 先輩が記念日忘れたら別れて、その日のうちに電話で仲直りして」 いい加減、別れてしまえばいいのに。 別れたって俺にチャンスなんか無いのは知っているけど… 「先輩らが別れる度に泣き付かれる俺は迷惑っす」 「う…それは悪いと思ってるけど…」 別れてしまえばいいのに 何度も飲み込んだ言葉 「もう別れたらいいのに」 不意に口をついてしまった言葉に、先輩が驚いたように目を見開く 一度口にしてしまえばとまらない 「そんなに些細な事で別れたいとか言いだすなんて、もともと二人合ってないんじゃないんすか?」 「そ、そんな事ないって!アイツ我儘だけど許される程度の我儘だし、喧嘩の原因は俺だってあるし」 顔真っ赤にして慌てて否定して ああもう。本当に彼女が好きなんだよな、この人 「…解ってんじゃないっすか」 「は?」 「そんなに好きならさっさと謝って、いつもみたいに鬱陶しいくらいイチャイチャぶっこいてください」 ばたばたと彼女の元へと走っていく背中。 俺のものになることはない 「つぎはいつ別れてくれるんだろうな」 ----   [[ぴしゃりと叱りつけた>19-439]] ----

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