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ひぎぃぃぃぃぃらめぇええええこわれちゃうぅぅぅぅぅぅっつ ---- 「『ひぎぃぃぃぃぃらめぇええええこわれちゃうぅぅぅぅぅぅっつ』ってどうやって発音するのかな」 「なんですか?」 「エロマンガのセリフです」 「今読んだ通りに発音するんじゃないんですか?」 「最後の『っつ』はやっぱりちゃんと『つ』も言うんですよね、きっと」 「知りません」 「試してみませんか」 「誰が」 「あなたが」 「誰と」 「私が」 「嫌です」 「どうしてですか」 「どうしてもです」 「試してみないとわからないじゃないですか」 「僕はわからなくても困りません」 「私はわからないとこの好奇心が収まりません」 「収まらなくてもいいじゃないですか」 「いいですけど、納得するまであなたで妄想しますがいいですか」 「それは嫌です」 「あなたの顔を見る度に、どんな声を出すのかなとか、妄想で頭がパンクするかもしれません」 「だいたい、本当にそんな風に最中に言う人いるんですか。聞いたこと無いですけど」 「誰かとそういう風になったことあるんですか」 「そりゃあ僕だってそれなりに経験はありますから」 「それじゃあ、最中に『だめ』が『らめ』になるかも試してみましょうよ」 「だから嫌ですって」 「堂々巡りですね」 「ですね」 「キスならいいんじゃないですか」 「え」 「そこからなら大丈夫ですよね」 「んー」 「ね?」 「まあ、キスなら」 「じゃあ目をつぶってくださいね」 「はい」 「ん」 「…ん」 「………」 「………ん、」 「………」 「…ん……」 「キスが上手ですね」 「んん」 「この先もいいですね?」 「…ン」 「試すだけですから」 「………あ」 「結局、『ひぎぃ』も『らめぇ』もなかったですね」 「当たり前じゃないでしょうか」 「『こわれちゃう』はありましたね」 「大きすぎるんです!」 「残念ながら、発音の仕方は結局わかりませんでした」 「マンガみたいには普通喘ぎませんから」 「でもおかげで好奇心が満たされました」 「そうですか」 「身も心もすっきりです」 「それはよかったですね」 「何か怒ってますか?」 「僕はこう言う身体だけの関係は嫌いなんです」 「ごめんなさい、順番が逆でした。私はあなたが好きなんです」 「知りませんでした」 「知らなかったんですか」 「僕はそれほど察しがよくありませんから」 「それはごめんなさい。私はずっと口説いてたつもりでした」 「口説かれてたとは思いもしませんでした」 「そうですか、それでは今度は恋人同士の行為に移りましょうか」 「いえ、壊れちゃうので」 「まだ恋人同士としては試してないですよ」 「……たしかにそうですけど」 「ね」 「…はい」 「それでは」 「あ」 「いただきます」 「…あ……らめぇ…」 ----   [[ひぎぃぃぃぃぃらめぇええええこわれちゃうぅぅぅぅぅぅっつ>19-059-1]] ----

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