未熟だけど頑張る受けの姿を陰ながら応援している攻め ---- 「なあ、まだ着かないの?地図貸せよ、見てやるから」 「いいって、今日は俺自力で行くんだから、アキヒロはだまってて」 「けどお前もう2時間もこの辺ぐるぐるして…ん?なぁユウスケ、あの看板そうじゃね?」 「えっ?あ、ホントだ!」 「うわー、こんなとこに道あったのか…これはわかんねえわ」 「っていうか今まで看板なんてあったかな?」 「お前は毎年来てたんじゃないのかよ」 「だっていつもはよっちゃん道案内してくれてて……」 「…泣くなよ、ホラ行こう。よっちゃん待ってるよ」 「ああ、うん…」 「淋しがることねえよ、案外ここ見つけられたのもよっちゃんのおかげかもよ?草葉の陰から見守ってくれてんじゃねーの?」 「…ダメだね俺、もっとしっかりしないと」 「まぁこれからは俺もついてるしな。安心して両親と眠っててもらえるように、ちゃんと報告しにいこう」 「うん、そうだね。あーいまもどっかで見ててくれるのかなぁ」 「見てるよ、お前は危なっかしいから」 「だといいなぁ…今までありがとうね、よっちゃん。俺がんばるからね」 ---- [[大嫌いなんて絶対言わない>23-649]] ----