そして伝説へ ---- 「ながはらー、コーヒー牛乳わけてくれー」 「またかよお前、ボンボンなんだから自分で買って来いってば」 「けちー」 ピンポンパンポン♪ 「お、放送だ」 「ありゃー、誰か呼び出し喰らったのかな？」 『3年2組長原君、3年2組長原君』 「え、俺？」 『……』 「……？」 『本気で惚れてます、付き合って下さい！！』 「ブハッ！」 「うわ汚いッ！！」 『以上、3年1組天王寺でした』 「その後、長原君は放送室まで陸上部ダッシュで行って、衆人環視の中、天王寺君に跳び蹴りを入れました」 「……ふーん」 「まぁ男子校にはありえる話ですよね」 「ねぇよ」 「アレ以来、コーヒー牛乳を吹くと恋愛運が上がるというジンクスが」 「……お前の母校はアホの巣窟だな」 「あなたが教鞭とってる学校ですが」 「なんだと！？」 この3日後、10年前と同じ事件が発生する。 （タイトルどん） ---- [[駅員>6-029]] ----
